岩尾醤油醸造元で醤油絞り体験

こんにちは、広報部鈴木です。今日5月18日は鷹巣地区にある岩尾醤油醸造元の教育旅行にお手伝いに行ってきました。

越前海岸では最近、教育旅行や修学旅行を受け入れることが増え、岩尾さんも受け入れ事業所の1つです。当日は工房から5分ほど離れた公民館に無事バスが着き、初々しい学生たちがバスの窓から顔をのぞかせていました。バスから降り工房に向かいます。

公民館から工房まで歩き、工房付近に着いた頃、いつも行き慣れていた私には忘れていたことがありました。

とある学生が「醤油の匂いがする〜〜〜」と。

いつもお刺身に利用させていただいているお醤油ですが、この地域には欠かせない調味料となっていたことに改めて気付かされました。

修学旅行生は30人のグループでしたが半分に分かれ蔵を見学しました。

途中、もろみの工程や樽からの抽出を体験する学生もいて、手作業でやっている岩尾さんの作業風景に関心していました。

説明を受ける生徒さん

通常の業務で配達する瓶が並ぶ

蔵見学をしている間、鷹巣荘に移動し、途中魚を干したり、わかめを干したりしているおばちゃんの風景に出会いました。この地区に住んでいる私には当たり前の風景でしたが、生徒や地元の松平さんでさえ目を丸くして関心していました。

いよいよ醤油絞りの体験が始まります。「原材料は?」「どんな匂いがする?」「海水ってしょっぱいね!どうしてだろうね」などと醤油と比較しながら、クイズを交え生徒さんの反応を伺う岩尾さん。

クイズを交え生徒さんの反応を伺う岩尾さん

原材料は何からできている?

知ってるようで意外と知らない世界に生徒さんも興味深々。醤油は普段口にしているはずかと思いますが、味、色、濃さも保存方法も違い、醤油にもいろいろあることを説明されていました。醤油はシンプルな原材料であるため、醤油作りも「発酵」の知恵と長く醤油作りに携わる岩尾さんの「感」が欠かせません。この日はそんな長く携わってきた醤油にまつわるエトセトラがたくさん聞くことができました。

もろみをゆっくり絞り生醤油を抽出します。

岩尾さんの醤油絞りには他にはない3つの特徴があります。
一つは、

〜地域性や風土にあった味をそのまま伝えている!〜

上記でもお伝えしましたが、岩尾さんのお醤油は海鮮料理や郷土料理に合った醤油を製造しており、その土地の風土の味を搾っていただく体験ができることです。どこにでもある!ではなく、「ここにしかない!」のお醤油にぜひ触れてみてください。


2つ目は、岩尾さんの醤油は特性があります。スーパーに並ぶ醤油と違って、、料理好きな人は調味料としてどんなお料理に合うか探究心が湧いてきそうです。


そして、3つ目はなんといっても岩尾さんのキャラ!ドラえもん大好きなおじさんで今日もいろんなドラえもんGOODSが登場していました。いつも真剣に前向きに挑戦している姿とドラえもんの夢のポケットは岩尾さんの志そのものでしょうか。

体験の最後にはマイラベルを作成し、「マイ醤油製品」として完成しました。今頃、皆のお家の食卓に並んでいることでしょう。笑顔でこの体験の様子をご家族に語っている風景が目に浮かびます!

ラベルを作ってマイ醤油にします。

学生さんにはぜひ散策をお勧めします!住宅地を歩いて、地元の暮らしのシーンをのぞいてください。今回は移動があり偶然ワカメを干している風景に出会いました。いつも食べているワカメの本当の色を見たり、干しわかめは手作業でやっていることなど、発見があったようです。

岩尾さんの工房周辺には遊歩道があり、亀島園地まで周遊することができます。透明度の高い海を眺めたり、風情のある船着場を見ることができます。今回は時間の都合上周遊することができませんでしたが、美しい景色を散策し、鳥の声や波の音に癒されてください。

鷹巣荘からの遊歩道
亀島が身近に感じられ、磯遊びも楽しめます

最後に裏話を。実は岩尾さんは、この日までにいくつかのミッションを抱えていました。
醤油絞り体験自体を始めたのは実は1年前、少人数で対応していたことが多かったので、肝心の絞り機と絞り袋の数が足りていませんでした。岩尾さんのSOSで、短時間で盛り上げ隊のメンバーがサポートに入ったり、情報を共有でき当日までに準備ができたのもメンバーの連携が良かったのかも!?
30人の学生を受け入れるスペースを確保するのにギリギリまで岩尾さんは奮闘していました。ですが、今年度からコンシェルジュを担当している松平裕子さんとの連携で、歩いて7分ほどの鷹巣荘さんの場所を借りて、グループを分けようということになり、難なくことが進みました。学校の生徒さんには、時世の対応にご協力いただいたこと感謝いたします。

奇跡的に、今回携わった学校は私の母校でした!懐かしい校章を見ながら、自分の若い頃の経験にはなかった、海岸の暮らしを知る機会があり羨ましくありました。「暮らし」の「いつも」見る「何か」は始まりがありとても貴重です。それは自然や人の努力の賜物であって、それもまた「何かの形」で伝えられていく。こういった「学び」も体験を通じて越前海岸でゆっくり過ごしていただけたらと思います。