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今年も、やります。イノシシラーメン福亥軒

3季目の今年は猪肉との相性をさらに研究して、「濃厚醬油ラーメン」に挑戦しています。

2018年10月末に福井市殿下地区にUターンして、林業の傍ら、地元の猟師さんに弟子入りして狩猟をスタートしました。
捕獲後に廃棄せざるを得ない大量のイノシシの骨を目の当たりにして、その骨から出汁をとったスープでラーメンを作ることを思いつき、「殿下福亥のししラーメン 福亥軒」として事業化したのが一昨年の1月11日。
お蔭様をもちまして2シーズンで約1700食提供させていただくことができました。

今年も引き続き1月初旬から農家レストラン「かじかの里山殿下」でのオープンに向けて準備してきましたが、折からの大雪でレストランの屋根瓦が落ち、水道管が破裂、駐車場も雪の埋め尽くされる状況で、今年のイノシシラーメンはムリかと半ばあきらめておりました。
しかしながら、地区の皆様のご協力もあって、屋根瓦、水道管とも急ピッチで修理が完了、駐車場も除雪が入って使用できるようになり、一転営業が可能となりました。

福井県のイノシシの捕獲頭数は約3,000頭。
一方で、食用に回るのは100頭余り。
残りは駆除後廃棄されるのが現状です。
少しでも殿下産ブランド「殿下福亥のしし」をラーメンにして消費拡大に取り組んでいきます。

1季目は味噌ベース、2季目はチャーシューにチャレンジ、そして3季目の今年は猪肉との相性をさらに研究して、「濃厚醬油ラーメン」に挑戦しています。

地区内に県初のジビエ処理場「ふくいウェストサイトジビエ工房」があるおかげで、止め差しから精肉までの時間が短く、新鮮で臭みがなく脂が甘いのが特徴の殿下のイノシシ。今季の福亥軒ではそんなイノシシ肉をさらにおいしく味わっていただくために、工夫を重ね、「濃厚醤油スープ」に挑戦しました。滋味あふれる天然の味をお楽しみください。

本オープンは2月6日から、以降3月14日まで、土日の昼のみの営業ですが、皆様の笑顔に1年ぶりにお目にかかれることを楽しみに、ご来店心よりお待ちしております。

この記事を書いた人

こしのくに里山再生の会 松平成史

殿下地区出身で、長年商社に勤め、国内外で活躍するも、愛する故郷の殿下邑へと2018年にUターンで戻ってきた。
林業チーム こしのくに里山再生の会 代表を務め、近年注目を集める自伐型林業(小規模林業)、狩猟体験・イノシシラーメン事業、古民家再生事業、ハナモモ植樹とホタル涵養事業等、数多くの事業を手掛ける。
前職柄、一流の利き酒でもあり、宴会のムードメーカー的存在。