越前海岸盛り上げ隊は、越前海岸の「いま」をできるだけ面白くしようと奮闘する大人たちのゆるやかな集まりです。
会員名簿には、海鮮料理屋、旅館や民宿、クラゲ販売店、製粉屋、製塩所、林業家、ガラス作家、お坊さん、デザイナーやプログラマー、地域おこし協力隊など、30以上の事業所と個人が名を連ね、その時々でそれぞれにできることを差し出し合いながら、日々活動を続けています。
エリアの観光振興マップづくりをはじめ、体験コンテンツの開発や地域の情報発信、移住者受け入れのコーディネートなど、人口減少の進むこの地域の暮らしを子どもたちにつないでいくために様々な取り組みを行なっています。
過疎化の波は大きいけれど、工夫次第でいかようにも乗りこなせるはず。
「この村に生まれてよかった」
波を楽しむ大人たちの背中を見て、子どもたちがそう思ってくれたら最高。
そんなことを考えながら活動している私たちを見て、
「越前海岸、楽しそうじゃん!」
あなたがそう思ってくれたらもっと最高。
いつか、いつでも、仲間になってください。
越前海岸でお待ちしてます!
盛り上げ隊の立ち上げ
越前海岸盛り上げ隊発足のきっかけとなったのは、現隊長の長谷川渡と現副隊長の枩田卓也という二人の男たちの出会い。Uターンで地元に戻ってきた長谷川がガラス工房を開いたという噂を聞きつけ、枩田が挨拶に出向いたことをきっかけにつながった二人。以降、過疎化の進む越前海岸の未来について夕日を見ながら語り合う仲となります。
そんなタイミングで行政(福井市)から「団体をつくってみないか?」と声かけがあったこともあり、旅館や飲食業を営む事業者を中心にメンバーを集め、「越前海岸盛り上げ隊」が産声をあげることになりました。2015年のことです。そこから今に至るまで、一人また一人と仲間を増やして活動を続けてきました。
活動実績
マップづくり
越前海岸盛り上げ隊として一番初めに取り組んだのは、越前海岸エリアの観光振興マップの作成です。盛り上げ隊に加入する事業所を中心に、地域の見どころが一目でわかるマップをつくり、各事業所や福井県内各所に設置。マップの内容は毎年アップデートされ、常に越前海岸のフレッシュな情報をお届けするツールとして定着しています。
WEBサイト運用
マップづくりと合わせて、エリアの情報を発信していくためにWEBサイトも立ち上げました。現在ご覧いただいているWEBサイトは大幅にリニューアルしたもの。盛り上げ隊広報部が中心となって、コンテンツの更新に取り組んでいます。
体験コンテンツの開発
2017年頃から力を入れて取り組んできたのは、エリア内の体験コンテンツを増やしていくことでした。モノ消費からコト消費への転換を受けて、越前海岸の地域資源を生かした体験コンテンツの開発に着手。出来上がった体験コンテンツの総称は「海の体験博覧会」略して「うみたん」と名付け、2018年の夏から徐々に運用をスタート。ブラッシュアップを重ねながら、海・山・川での様々な体験を多くの方々に楽しんでもらっています。
人の駅プロジェクト
当初は越前海岸エリアの観光振興を目的として立ち上がった団体でしたが、近年では地域内外の人々との多様な関係性の構築を図る「人の駅プロジェクト」にも力を入れています。それは、人々とのつながりこそがこの地域の暮らしを子どもたちにつないでいく鍵だと気づいたから。つながることから生まれる無限の可能性が、この地域にチャレンジの気運をもたらしてくれます。それぞれが大小様々なチャレンジを繰り返しながら、エリアの魅力を高めあっています。
拠点の整備
人の駅プロジェクトを進めていくにあたり、2020年には念願の拠点整備にも着手。もともと鍼灸院を営んでいた「はりいしゃ」という屋号の空き家を改修し、越前海岸での滞在と交流の拠点として再生させました。改修資金の調達にあたってはCAMPFIREでのクラウドファンディングにも挑戦。目標金額の197%にあたる296万円を集め、調達を成功させました。「はりいしゃ」は、宿泊や滞在の拠点として、また交流やイベントの会場として活用を進めて行く予定です。
隊員プロフィール
国見地区出身で、一度故郷を離れるも、Uターンして戻ってきた。
WATARIGLASS studio を運営する吹きガラス職人であり、我ら越前海岸盛り上げ隊の隊長。尖った人物の多い隊員達をまとめるだけあって、その眼差しは鋭いが、時にお茶目な一面も見せる。決して口数は多くないが、情熱を内に秘め、過疎化が進む越前海岸エリアの振興に尽力。
殿下地区出身で、一度故郷を離れるも、Uターンして戻ってきた。
家業の製粉所ドーシタ製粉を受け継ぎ、豆乳を原材料とするアイスクリームを開発した ごーる堂 の経営者。
隊内では事務局長を務める大黒柱でもあるが、オリンピック選手を輩出する程の元水泳コーチでもあり、これまでの豊富な経験で隊を先導して来た。
隊長補佐 / WATARIGLASS studio 長谷川陽子
大阪府出身で、隊長長谷川渡と結婚し、Iターンで移住した。
自身も WATARIGLASS studio の吹きガラス職人でありつつ、仕事に、家庭に、地域活動にと、夫と二人三脚で越前海岸エリアの振興に尽くす博学・聡明な妻。
福井市出身で、一度福井を離れるもUターンで戻り、国見地区在住。
子供時代に越前海岸へ幾度となく訪れた経験から、この地域をこよなく愛する。
国民宿舎鷹巣荘の企画担当にして、隊内では事務局を務め、定例会・総会の度に資料作成などを率先して行ってくれる、縁の下の力持ちである姉御的存在。
山形県出身で、殿下地区の地域おこし協力隊としてIターンで移住した。
越廼地区の美しい景観を作っている越前水仙を栽培・販売する ノカテ を運営する他、多数の地域活動グループで活躍してきた実績を持つ。
隊内では、クラウドファンディングで隊員を牽引し、また都市部から招いたゲスト達との交流事業の多くを担当し、彼の名前通り隊の要となっている一員。
茨城県出身で、こしのくに里山再生の会 代表松平成史と結婚し、しばらく海外・東京で勤務していたが2018年にIターンで移住。
2018年~2021年は、殿下地区の地域おこし協力隊に就任し、主に都市部の人と越前海岸を繋ぐ事業や、教育旅行関係の事業を手掛けてきた。以降、越前海岸コンシェルジュ として独立し、引き続き盛り上げ隊の事業者と連携した体験事業等をサポート。
福井市出身。結婚を機に越前海岸エリア内鷹巣地区へ移住。
デザイン事務所 mogurimasu を運営し、ビジネスやライフスタイルに応じてデザインされたフライヤー、パンフレット、ロゴ、商品を提案。
隊内ではデザイン担当に留まらず、古民家「はりいしゃ」の改修やアート企画、会計庶務など、多岐に渡って活躍する努力の人。
2022年には、薪ストーブと焚火を楽しむ会 薪アイアイ を設立。
2019年末頃、東京都町田市からIターンで移住。
Qwel Design (クヴェルデザイン) として、web・システム制作、子どもプログラミング教室等事業を個人で運営。妻は版画ゆうびん舎を運営するおさのなおこ。
隊内ではシステム担当で当サイトのwebマスターを担い、熱く実直に組織改善、地域課題にも向き合う。
福井市在住。小島隊員と共にクラゲ専門店Atolla(アトゥーラ)として事業をしていた古参メンバーの一人で、その専門性を活かし、2022年に「くにみクラゲ公民館」を設立。
クラゲに限らず、生き物全般に精通していて、学校の課外学習等で講師として招かれた実績も多数ある多忙な館長だが、いつでも水族館への来場者を楽しませる工夫を考えている。
福井市在住。田中隊員と共にクラゲ専門店Atolla(アトゥーラ)を運営し、2022年に「古代生物ミュージアム幻想クラゲ館」を設立。
大学でクラゲを研究していた経緯があり、エチゼンクラゲの研究を続けたくて福井へ移住した。『クラゲ姫』、『インハンド』、『特捜9』などのドラマにもクラゲを提供、展示している。
その他に、手品や忍者に関する嗜みもある多芸の人。
殿下地区出身で、長年商社に勤め、国内外で活躍するも、愛する故郷の殿下邑へと2018年にUターンで戻ってきた。
林業チーム こしのくに里山再生の会 代表を務め、近年注目を集める自伐型林業(小規模林業)、狩猟体験・イノシシラーメン事業、古民家再生事業、ハナモモ植樹とホタル涵養事業等、数多くの事業を手掛ける。
前職柄、一流の利き酒でもあり、宴会のムードメーカー的存在。
2019年頃、千葉県から福井県坂井市を経て、鷹巣地区へIターンで移住。
ヒトモノコトを伝え繋がる商店「しの屋」を中心に、製塩業、養鶏業、海女等様々な一次産業の事業を展開する近年福井で話題の人物。
隊内ではSNS発信を主に担当し、実際に彼の投稿を見て越前海岸への移住を決めた人も多くいるくらい、人に働きかける大きな影響力を持つ。
鷹巣地区出身で、一度関東へ出たが、Uターンで戻ってきた。
農家民宿オーベルジュフジイフェルミエ と、鷹巣オハナ牧場 の二つの事業を経営するが、その根底にあるのは自然と共に暮らす彼の壮大な哲学。隊員中最年長だが、その心は若き冒険家そのもの。
これ以外にも個性豊かな隊員がたくさんいます!只今プロフィール作成中。
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