2021年より、私たちの地域活動交流拠点である古民家「はりいしゃ」では、併設のギャラリーを活用し、県外のアーティストに滞在制作を行って頂く「はりいしゃレジデンシー」を数多く行ってきました。
このプログラムは、滞在の前半部で私たちとの交流を通じて地域の暮らしを体験し、地域独自の文化・風景を発見する機会を設け、後半部で作品を制作し、展示会を通して発表して頂く内容となっております。
2024年の企画では、3組6名のアーティストがこのプログラムに参加し、地域と交流しながら作品展やワークショップを行いました。
本記事は、その成果報告となります。
鳥や魚はどうして海や大陸を移動するのか
2024年の「はりいしゃレジデンシー」第1弾の企画は、「鳥や魚はどうして海や大陸を移動するのか」と題し、木版画家の田中彰さんと、現代美術家の徳本萌子さんをお招きしました。
この展示会は、一般的な絵画的鑑賞から一歩踏み出し、鳥や魚が移動することを考えるのは、人が移動することを考えることに繋がるのではないか、という二人の作家からの問いかけです。
- 会期: 2024年8月17日(土) – 2024年8月25日(日)のうち、木~日曜日(月~水は休廊)
- 時間: 13:00 – 19:00
- 会場: 越前海岸盛り上げ隊交流施設「はりいしゃ」(福井市蒲生町1-42)
当企画は、(公財)福井県文化振興事業団のアートプロジェクト支援事業による助成を受けて実施しました。