この度、「越前海岸盛り上げ隊」は、全国産業観光推進協議会・公益財団法人日本観光振興協会が主催する、第15回産業観光まちづくり大賞「銀賞」の受賞団体として決定されました。
本表彰は、「産業観光(産業遺産や、現在稼働している工場・工房などを活用した観光)」による観光まちづくりを実践し、他の地域の模範となる優れた事例を表彰する制度で、平成19年度に創設されました。
表彰式は、9月23日に、東京ビッグサイト「ツーリズムEXPOジャパン内」にて執り行われ、隊長の長谷川渡さんと、役員の田中俊之さんが、表彰状を頂いてきました。
(上写真: 田中さん、大舞台での渾身のプレゼンテーション)
構成している様々な地域事業者による、体験メニュー「海の体験博覧会うみたん」やコミュニティスペース「はりいしゃ」の整備等の「面」としての観光産業の取り組み、および観光地域づくりによる移住者の増加とそれに伴う活動の幅の広がり、教育旅行に特化した誘客による成果等が、大きく評価されたことが「銀賞」受賞につながったそうです。
審査員の方々からは、以下のコメントを頂きました。
- ・地域の連携、移住者との協力により、着実にまちづくりが進展している。
- ・様々な職種のみなさんの得意を組み合わせて、いろいろな活動を実施していることも興味深い。
- ・小さな地域に、事業者や移住者が増え、その中から体験メニューが作られ、新しい産業がうまれ、修学旅行受入れなど、成果が上がっており大変興味深い。
- ・若い人たちが楽しみながら地域の暮らしを豊かにするための取組が、心地よく感じた。
- ・学生の教育旅行に特化した誘客を行っており成果が出ている点が評価できる。
- ・これらの活動をきっかけとして移住者が増えている点も評価できる。
(上写真: 2022/10/13 福井新聞にも取り上げて頂きました)
また、今回の受賞は、福井県観光連盟、観光地域づくりマネージャー佐竹さんをはじめ、多くの方にご協力いただき、大変感謝しております。
(下写真: ツーリズムEXPOで、観光連盟のブースにて坪田専務と)
これからも、越前海岸の豊かな海の幸、山の幸、豊かな暮らしといった地域の宝物を発掘し、より多くの人と分かち合いながら次世代へ繋げていく活動をつづけていきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
この記事に出てきた人
国見地区出身で、一度故郷を離れるも、Uターンして戻ってきた。
WATARIGLASS studio を運営する吹きガラス職人であり、我ら越前海岸盛り上げ隊の隊長。尖った人物の多い隊員達をまとめるだけあって、その眼差しは鋭いが、時にお茶目な一面も見せる。決して口数は多くないが、情熱を内に秘め、過疎化が進む越前海岸エリアの振興に尽力。
この記事を書いた人
茨城県出身で、こしのくに里山再生の会 代表松平成史と結婚し、しばらく海外・東京で勤務していたが2018年にIターンで移住。
2018年~2021年は、殿下地区の地域おこし協力隊に就任し、主に都市部の人と越前海岸を繋ぐ事業や、教育旅行関係の事業を手掛けてきた。以降、越前海岸コンシェルジュ として独立し、引き続き盛り上げ隊の事業者と連携した体験事業等をサポート。