ブログ&ニュース

今年度の越前海岸盛り上げ隊の活動事業は、今までになかったSDGsの視点で、浜辺でゴミ集めをした後、”プラごみ”を使った製作体験「海とごみのこれからワークショップ」を開催しました。

マップも今年は刷新をし、北陸新幹線につなげられるよう「越前海岸の暮らしを見つける旅」をコンセプトに、今年も「うみたん」を紹介。「交流」や「人」にもスポットを当て記事として載せました。

教育旅行に関しては、昨年度はコロナの影響で県内の学校が多かったですが、今年度は状況が戻ったこともあり、県外の学校からの参加が多く見られました。2024 年の北陸新幹線延伸に向け、関東キャラバンにも2度出向き、各旅行会社からいろんなアドバイスも頂いているので、引き続きブラッシュアップを図っていきたいと思います。

また9月には、これまでの様々な地域事業者による体験メニュー「海の体験博覧会」通称”うみたん”の実施や、教育旅行に特化した誘客による成果等が評価され、「第15回産業観光まちづくり大賞」で、越前海岸盛り上げ隊が「銀賞」を受賞。特別な年となりました。

1. 令和4年地域活性化事業報告

(1) 海とごみのこれからワークショップ 事業報告

トンカンテラスの黒田悠生氏を招き、氏から海ごみの現状と廃プラスチックのアップサイクルについてレクチャーを受けたあ と、越廼海水浴場の海ごみ清掃を実施。会場へ戻り、プラごみを再利用した廃材グッズの制作体験を実施しました。

詳細: 海とごみのこれからワークショップリポート

(2) 教育旅行受け入れ実績

期間: R4年度（4月～12月）

実施: 4校（県外4校）

体験プログラム内容
・ウマウマ海釣り体験（石丸旅館）4校
・ガラス作り体験（ワタリグラススタジオ）5校
・塩づくり体験（志野製塩所）5校
・竹灯籠づくり体験（ごーる堂）3校
・山のおしごと体験（こしのくに里山再生の会）3校
・海の環境問題（くにみクラゲ公民館）5校
・地引網体験(雨天のため講義に変更)（鷹巣観光協会）1校

＜所見＞

Ｒ4年9月に、これまでの様々な地域事業者による体験メニュー「海の体験博覧会うみたん」の実施や、教育旅行に特化した誘客による成果等が評価され、第15回産業観光まちづくり大賞で、「銀賞」を受賞するに 至りました。

（詳細: 「第15回産業観光まちづくり大賞」銀賞を受賞しました！）

昨年度はコロナの影響で、県内の学校が増えたが、今年度は状況が戻ったこともあり、県外の学校への実施が多かったようです。

SDGsの探究プログラムとして、一次産業の体験（漁業、農業、林業、牧畜など）に関するお問合せが少しずつ増えている傾向にあります。

今年度は、鷹巣漁協組合の協力を得て、地引網体験を提案していたが、あいにくの悪天候で実施に至りませんでした。来年度も、地引網体験の受入れが確定しているので、地域と連携した越前海岸ならではの体験も確立し ていけるとよいのではと思います。例えば、棗のオリーブ生産組合などとも連携していけると、越前海岸エリアで の活性化がより広がるのではと考えます。

2024年の北陸新幹線延伸に向け、関東方面の学校へ北陸(福井)への修学旅行誘致を働きかけるため、関東 キャラバンを2度行いました。SDGsの学び体験は、「事前学習、事後学習につながる流れがあると、採択されや すい」、「体験や民泊については、動画の説明があると学校や親御さんにも伝わりやすい」など、各旅行会社からアドバイスを頂いているので、引き続きブラッシュアップを図っていきたいと考えています。

新幹線延伸に加え、2025 年には大阪万博を控えていることから、京都や大阪のホテルが取れず、福井に宿 泊先を求める学校を見据え、越前海岸の民宿や農家民宿のＰＲを行い、”地域の方々との暮らしを通じて交流 の出来る旅先”として、交流人口を増やしていきたいです。

2. 利用促進を図るための取り組み

(1) マップの刷新と配布計画

北陸新幹線につなげられるよう「越前海岸の暮らしを見つける旅」をコンセプトに、今年も「うみたん」を紹介。

新規体験やバリエーションも増え、より事業者との交流や理解が深められるよう、文章も工夫しました。

裏面では、昨年5人の作家の誘致して個展等を開催したことを記事にしました。これは、盛り上げ隊の中心的取り組みである「うみたん」、「教育旅行」に続く、「アート事業」と位置付け、「地域とのコミュニケーションの潤滑や地域資源の発掘」につなげられるような事業を狙っています。

「交流」や「人」にもスポットを当て記事として載せました。今後も地域との交流や連携を図れるきっかけになればと思います。

(2) ホームページの更なる充実

越前海岸盛り上げ隊の「活動実績」を始め、「越前海岸について」、「人の駅プロジェクト」、「アー トプロジェクト」など、いくつかのキーワードでコンテンツをピックアップする仕様に変更し、ブ ログを見やすくレイアウトし直しました。

それ以外に、隊員プロフィールを作成したり、「ブログ&ニュース」を定期的に更新できるようになってきました。古民家はりいしゃでのアーティストによる展示会の様子も、数多く記事にして紹介してあります。

(3) パブリシティの促進

9月に全国産業観光大賞銀賞の記事の他、FBC の新幹線開業に向けてのCM出演や、地域活動に尽力する個々のメンバーの記事など、今年もたくさん掲載していただきました。